私はこの1年ほど、趣味プロジェクトとして1980年代に栄華を誇った名作CPUである"Z80"のハードウェアエミュレータを開発しています。
これはZ80で動作しているコンピュータからZ80を取り外して、代わりに自作のハードウェアを取り付けて動作させるというもので、Raspberry Piをベースに開発しています。
PHP Conference Japan 2022では、実際にZ80として動くハードウェアエミュレータをご紹介しました。
このトークでは昨年の大きな課題だった動作速度を改善させるべく意を決して踏み込んだベアメタルプログラミングの世界について利点と欠点、それがもたらすパフォーマンスについてお話します。
CPUを作ってみたい方はもちろん、コンピュータの仕組みを理解したい方や、プログラムが実行された時にコンピュータの中で何が起きているのかを知りたい方などにもお楽しみ頂けると思います。