いざという時のためにPHPアプリケーションのボイラープレートを用意しておく by きんじょうひでき

PHP Conference Japan 2020
Regular session (25 mins)

いざという時のためにPHPアプリケーションのボイラープレートを用意しておく

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概要

「PHPで何かを作ろう」と思った時に「今風のコードを書くのに必要なもの」を考えてみました。
新しいプロジェクトをスタートする時に、「こういうのがあったら良いのでは」という案を
みなさんと共有して、知見を育みたいです。

過去に個人ブログにも投稿した内容をベースに、「狙い」や「考えたこと」を紹介します。
PHPお手軽スタートキットを作った - 大好き!にちようび

イントロ

人は、熱しやすく冷めやすい生き物です。
例えば、あなたが「あ!ちょっとこういうライブラリを作ってみよう!!」と思ったとします。
その時に、ゼロから「必要なもの」を考えますか?
「まずはphpunit.xmlを用意して、あと静的解析も入れたい。PHPStanのルールってどうやって書くんだっけ?CIも入れなきゃ・・あ〜GitHub actionsのworkflowの書き方がさぁ・・・」
そんな事に煩わされている間に、どんどんと「腰が重く」なり、「着手が遅れ」、そして「熱が冷め」てしまう。

そんな経験はありませんか?
私は、過去に何度も「README.mdだけコミットしてある空レポジトリ」を消したことがあります。

やったこと

この「腰の重さ」を支えて、「浮かんだアイディアを試すためのコードを書き始める」までを軽減したいと思ったのです。
そこで、「このくらいの要素が揃っていれば、気持ちよくPHPアプリケーションの開発をスタートできるだろう」という、
「ぼくのかんがえた さいきょうの いまっぽい PHPのツールたち」を揃えてみることにしました。

お話したいこと

まずは、「PHPアプリケーションのボイラープレート」に含めた内容を紹介します。
この内容をモチーフにして、「今日におけるPHPの開発体験を高く保つためには」というテーマに触れられたらと思います。