オブジェクト指向CSSが叶えたかったことと、CSSのいま by しんくう

Object-Oriented Conference 2024
採択
2024/03/24 16:00〜
Track D(共1-301)
ショートセッション(20分)

オブジェクト指向CSSが叶えたかったことと、CSSのいま

shinkuFencer しんくう shinkuFencer
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概要

CSSをうまく扱うための考えとして、オブジェクト指向CSS(OOCSS)という言葉が2009年に提唱され、それに影響を受けた考え方や方法論などが数多く登場しました。それから10年以上経過したいま、そもそもOOCSSはどんな問題を解決すべく登場し、ここ10年でどのような変遷があり、今どのようなアプローチが取られているのかというところを整理していければと思います。

お話する内容

このセッションではCSS設計論に関して「OOCSSが叶えたかったこと」を中心に、現在までのCSS設計のプラクティスを歴史をなぞる形で整理していきます。その上で今現在ではどのような設計論があり、今後どのようなものが登場していくのかというところを私なりにご紹介できればと思います。

話す内容としては以下の内容を考えています。

  • OOCSSが登場した背景とOOCSSのオブジェクト指向エッセンス
  • OOCSS登場以降に登場した命名規則とCSS設計アプローチ
  • CSS in JSとユーティリティファーストのCSS
  • 近年使われるようになるであろう@scopeとCSS設計

想定する聞き手と持ち帰ってもらうもの

想定する聞き手としては普段フロントエンド専門とされていない方や、フロントエンド設計をしなければいけないバックエンドなどの別ジャンルのエンジニアの方を想定しています。このセッションを聴くことで「オブジェクト指向の考え方がCSS設計にどのように取り入れられてきたか」という歴史とトレンドを知ってもらい、Webアプリケーション開発での「CSSをどう扱っていくか」を考える手助けの一つとしていただければと思っています。