インターフェースの目的別分類: レイヤー分離 / 特性表現 / 差替可能性 by ふわせぐ

Object-Oriented Conference 2024
採択
2024/03/24 14:00〜
Track E(共1-304)
シルバースポンサーセッション(20分)
スポンサーセッション

インターフェースの目的別分類: レイヤー分離 / 特性表現 / 差替可能性

fuwasegu ふわせぐ fuwasegu
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オブジェクト指向におけるインターフェースという概念は,アプリケーションやライブラリの実装に欠かせない要素です.しかし,その抽象的な性質から,初めて触れる人にとっては活用方法がイメージしにくいこともあるかもしれません.

本セッションでは,そんなインターフェースを次の3つのカテゴリーに分類してみます:

【レイヤー分離】
アプリケーションの異なるレイヤー間での依存度を下げることで,変更が他の部分に及ぼす影響を局所化し,システム全体の安定性を保つ.

【特性表現】
オブジェクトが持つ特定の「振る舞い」や「能力」にフォーカスし,その表現力を高めることで,オブジェクトの再利用性と明確性を向上させる.

【差替可能性】
異なる実装を容易に切り替えられるようにロジックを抽象化し,それによってシステムの柔軟性と拡張性を高める.

「インターフェース」と一口に言っても,その使い方は多岐にわたります.
具体的な実装例を交えて,それぞれのカテゴリーがどのような場面でどのように活用されるのかを詳しく掘り下げていきます.