私は、株式会社フライル (以下弊社) で働いています。弊社はプロダクトマネジメントやVoC分析を効率化するSaaSです。
弊社はバックエンドを全てKotlinで実装しています。
弊社はこれまで、LLMを含む機械学習を使用した機能を10個リリースしました。
これらの機能には、単にLLMを呼び出すだけの機能もあれば、クラスタリングアルゴリズムを使用する機能もあります。
これらの機能を開発する際、技術的な論点として、「Pythonで実装するべきか」があります。
Pythonを選択するメリットとして、クラスタリングなどの機械学習処理が非常に充実している一方、
デメリットとして、PythonとKotlinの連携が必要になったり、そもそもPythonに慣れているエンジニアが少ない、などがあります。
このセッションでは、KotlinとPythonの分界点について、自社での経験を共有します。