現代では広く使われているKotlin言語ですが、2011年に公開されて以降、さまざまな発展を遂げてきました。
ソフトウェアは、利用者のニーズや開発環境の変化により日に日に「進化」します。ソフトウェア工学の研究分野においても、特に1990年代後半からソフトウェア進化は活発に議論され始め、今では研究手法、研究対象物、目的はさまざまです。中でも、SEV(Software Evolution Visualization)は、可視化を用いて対象とするソフトウェアの進化を分析するアプローチです。
このセッションでは、SEVの手法を用いてKotlinの進化を紐解きます。Kotlin開発当初の思想や目的、他の言語との関係についても触れつつ、可視化結果とその解釈を発表します。