runCatching は、ブロックに定義された関数の実行が成功したかどうかを簡単にチェックし、例外をより安全に扱うことができる Kotlin の関数です。それゆえ、全ての Throwable を catch することが可能です。
一方、Kotlin では全ての例外クラスが Throwable を継承しており、チェックされる例外(checked exceptions)を持たない設計思想になっています。この思想の背景には、主に大規模なソフトウェアプロジェクトでの例外をチェックすることが生産性の低下やコード品質の向上に寄与しないといったことがあります。
では、どのようなケースでは例外をチェックするべきでしょうか?
このセッションでは様々な例外の具体的ケースをもとに、実践的な例外の扱い方を紹介します。是非この機会に runCatching の依存から脱却しましょう!