Kotlin Multiplatform (KMP)は新しいKotlin開発のトレンドとなり、日々AndroidやKotlin/JVM専用だったKotlinライブラリがKMPに移行しています。Kotlin生態系を発展させていくには、われわれがKMPに対応したライブラリを公開していく必要があります。
Kotlin 2.0に向けて、wasmJsターゲットが追加されたKotlin本体も、Gradleプラグインやプロジェクト構成も、大きく変わってきていますが、KMPの本格的なライブラリ生態系には不可欠であろうネイティブライブラリの呼び出しや、それらを踏まえたMavenパッケージのビルドや配布など、未整備の部分も多いです。
このセッションでは、2024年にKMPでライブラリを構築して公開するまで、どんな課題をどうやって乗り越える必要があるのかを、自作ライブラリの経験をもとに皆さんに共有します。