リソースをいい感じの単位にまとめて扱いたい!だけどCDKのスタックを分けるのは少し大げさ……そんな時に活躍するのが自作のコンストラクタです。
DB周りのリソースをひとまとめにした自作DBコンストラクタ、アプリ周りのリソースをひとまとめにした自作アプリコンストラクタのように、うまく区切っていくとCDKコードの可読性も向上します。しかしこの際に考えなくてはいけないのは、コンストラクタ間での値の受け渡しです。セキュリティグループのIDやIAM権限を与えるための対象リソースのARNなど、細かすぎる値をやり取りするようになってしまうのは、せっかくいい感じのグループ化・抽象化を自作コンストラクタで行ったのが台無しです。
このセッションでは、コンストラクタ間での値の参照パターンと、それらをナイスにリファクタできるCDK組み込みの便利インターフェースを紹介します。