Gunosyでは、複数のモバイルアプリを少人数のチームで開発・運用しています。
以前はアプリごとに専任を置く体制を取っていましたが、事業やチームのフェーズが進むにつれて、リソース調整や意思決定の硬直化、属人化のリスクといった課題が顕在化してきました。
たとえば、共通モジュールに対する責任範囲が曖昧であったり、特定のプロダクトに負荷が集中しても他のメンバーが支援しにくかったり、類似の施策を各プロダクトで個別に設計・実装することで、二重のコストが発生するような場面も増えていきました。
こうした課題に対応するため、私たちはチーム体制を柔軟かつ安定的に回し続けられるものへと整えていく必要がありました。
プロダクト横断で関与できる「ゆるい主担当・副担当制」、レビューや仕様共有の仕組み、会議体の統合、そしてマネージャーが進行役から支援役へと変わることによる構造的な変化など、一つひとつの現実的な試行錯誤の積み重ねが、いまのチームを支えています。
本トークでは、こうした取り組みのプロセスと背景を、等身大の視点でご紹介します。
「複数アプリ × 少人数チーム」という制約の中で、運用のしなやかさや持続性を模索している方にとって、共感と具体的なヒントをお持ち帰りいただける内容です。
マネージャーに限らず、チームの一員として仕様共有や体制づくりに関わるすべての方にとって、有用な視点をお届けします。