Swift Macrosを日常の開発で活用できていますか?
Swift 5.9から導入されたマクロ機能は、Swiftコードをコンパイル時に生成できる仕組みで、定型的なコードの生成や、静的解析によるバリデーションが可能になります。
最近では、Swift公式からSwift Syntaxのビルド済みバイナリが提供されるようになり、これまで導入のハードルとなっていたビルド時間の問題も軽減され、より気軽にマクロを活用できる環境が整ってきました。
Apple自身も #Preview や @Observable、#expect(swift-testing)など、マクロを積極的に活用しており、実際のプロジェクトでも目にする機会が増えてきています。
また、サードパーティ製のOSSにおいても、Swift Macrosを活用したライブラリが次々と登場しています。例えば、イニシャライザの生成、プロトコル準拠の生成、文字列リテラルの静的検証など、ユースケースは多岐にわたります。
本トークでは、こうしたOSSにおける実際の利用事例をもとに、Swift Macrosがどのような課題を解決しているのかを分析し、活用パターンを体系的に分類します。そして、「自分のプロジェクトでどんなMacroを使えばよいか」「どう活用すれば開発効率を上げられるか」といった観点で、実践的な知見を共有します。
本トークを通して、皆さんがプロジェクトに最適なマクロを選択・活用できるようになることを目指します。