TCAプロジェクトのxcodebuildの壁を越え、AI時代に求められるiOS CLIビルド環境を作る by なが

iOSDC Japan 2025
LT(5分)

TCAプロジェクトのxcodebuildの壁を越え、AI時代に求められるiOS CLIビルド環境を作る

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クラウドAIエージェント「Devin」などの活用が進む中で、iOSアプリの開発も“人がビルドしてエラーを確認する”時代から“AIが自律的にビルド&デバッグする”時代へ向かっています。
しかし、私たちが取り組んだTCA採用プロジェクト「LogoREGI」では、xcodebuildによるCLIビルドそのものが大きな壁として立ちはだかりました。

例えば、 SKIP_MACRO_VALIDATION=YES ではMacroが展開できず、 defaults write com.apple.dt.Xcode IDESkipMacroFingerprintValidation -bool YES を設定しなければビルドできない、というCLI環境特有の落とし穴にハマりました。

さらに、 destination と sdk オプションの相互作用によるビルド失敗、煩雑で読みにくいログ出力など、「まずビルドを通すこと」自体が大きな課題となりました。

このLTでは、try! Swift TokyoのiOSもくもくハッカソン参加時に試行錯誤しながら見出した、「まずビルドを通す」→「安定してAIと連携できる構成へ」進めるまでの実践知を共有します。

LTで話すこと: 

  • xcodebuild でハマった具体的なエラーとその原因
  • defaults による設定の回避策と効果
  • xcbeautify でログを読み解く小技

このLTが、CLIビルドの壁にぶつかるiOS開発者にとって、自動化に踏み出すきっかけとなれば嬉しいです。