watchOSで高負荷な処理を安定させるための工夫 by 長尾 准誠

iOSDC Japan 2025
採択
2025/09/20 14:30〜
Track C
レギュラートーク(20分)

watchOSで高負荷な処理を安定させるための工夫

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Apple Watchのようなリソース制約が厳しいデバイスで、音・振動・UIアニメーションをリアルタイムに動かし続けるにはどうすればいいのか?
watchOSを使った開発では、シミュレーターでは軽快に動いても実機では長時間安定して動作しないことが多々あります。

私がwatchOS向けのメトロノームアプリを開発した時はwatchOSでリアルタイムな処理を安定させるための設計が欠かせませんでした。

本発表では、watchOSで高負荷な処理を安定して動かすための設計とパフォーマンスチューニングの実践知見を、背景から具体的な施策事例まで解説します。

具体的には

  • AVAudioEngineの基礎知識とwatchOS実機での注意点
  • watchOSにおける触覚フィードバック(WKHapticType、SensoryFeedback)の概要
  • 音・振動・UIアニメーションを同時に動かすタイミング制御の実装
  • 実機で発生しやすい処理落ち・中断のパターンと防止策
  • AVAudioEngineをwatchOS上で効率良く動かすためのパフォーマンス改善施策

について詳細に話します。

また、実用に耐えるようにチューニングが成功した証としてメトロノームアプリで練習した作品をチューバで実演奏します。

Apple Watchで高負荷なリアルタイム処理に挑む方へ向けて役立つノウハウをお伝えできれば幸いです。