Operational Live Activity ~ 大規模アプリでの安定運用 ~ by Kengo Saito

iOSDC Japan 2025
レギュラートーク(40分)

Operational Live Activity ~ 大規模アプリでの安定運用 ~

hamayokokuririn Kengo Saito hamayokokuririn
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Live Activity はリアルタイムの情報を、ロック画面や Dynamic Island に表示できる機能です。iOS 16で登場して以来、毎年改良が進み、Apple の様々なデバイスに対応するようになりました。

Live Activity はリアルタイムに動くシステムのため、考慮する事項はクライアントからバックエンド、通知サーバーに至るまで多岐に渡ります。特に、多数のユーザーに向けて Live Activity を配信する際には、サーバーへの負荷が懸念されます。Live Activity はその考慮事項の多さから、安定的に運用するために様々な対応が必要となります。

Live Activity を大規模に利用するための SDK の改善が毎年行われています。その改善により、Live Activity の開始方法や、更新方法には複数の選択肢が存在するようになりました。特にスケールを意識した場合、トークン方式による個別更新、チャンネルを使用したブロードキャストの更新の使い分けが重要となります。本セッションでは、実体験を交えながら Live Activity の現在の仕組みを深掘りし、大規模アプリでのベストプラクティスを共有します。

導入を検討する際、手元で動作を試すのにはいくつか壁がありました。また、Dynamic Island に表示できる View には制約があるため、レイアウトの組み方にも工夫が必要でした。ドキュメントを読むだけでは気づけなかった、実際に遭遇した罠にはどのようなものがあったのか、そして安定して運用するためにどういった対策を行ったのかを紹介していきたいと思います。

この発表を聞けば、皆さんのアプリにも Live Activity を実践的に導入していく方法を学ぶことができます。