visionOS 26 で発表された「Apple Projected Media Profile(APMP)」 は、MP4/MOV ファイルに拡張メタデータを付与し、180°・360°映像を標準映像と同じ操作感で扱えるようにする新しい仕組みです。
高価な専用カメラが必要な「Apple Immersive Video」とは異なり、APMP ならGoProやInsta360など、個人でも手軽に入手できるカメラで撮影した映像を、そのまま Vision Pro の没入空間で再生できます。
本講演では、APMP の基本構造から具体的な変換手順までを次のトピックで解説します。
更に、 APMP映像はSafari/WebKitベースのブラウザでも再生可能です。
Apple Vision ProのSafariではAPMP映像がどのように没入表示へ切り替わるのか、デモ動画を交えて紹介します。
最後に、個人開発している visionOS 2向け 360°動画アプリをAPMP対応へ移行した際に、どのような修正が必要だったのかを、差分ソースコードを示しながら詳しく解説します。