純正フレームワーク縛り!対戦ゲームの開発知見とインディーゲームイベント出展の舞台裏 by 岡本龍太郎

iOSDC Japan 2025
LT(5分)

純正フレームワーク縛り!対戦ゲームの開発知見とインディーゲームイベント出展の舞台裏

kuromelon257 岡本龍太郎 kuromelon257
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ゲーム開発といえばUnityやUnreal Engineが代表的ですが、学習コストやライセンス費用に不安を感じていませんか?
実はApple純正フレームワークだけでも、ゲーム開発に必要な、接触判定・リアルタイム通信・ランキング・ゲームパッド対応など、実用に足る機能群がすべて揃っています。
さらに、WWDC25にて紹介のあったApple Gamesアプリの登場やGame Centerの機能拡張が追加など、ユーザがゲームに触れやすくなるような状況が増え、ゲームデバイスとしてのiOSに今注目が集まっています。

このトークは、ゲーム好きですが一般のアプリしか作れなかった私が、純正フレームワークのみでオンライン通信対戦ゲームを完成させ、インディーゲームイベントへの出展を目指した経験をもとに、以下のトピックについてお話しします。

  • 使用したフレームワークと用途について
    • SpriteKit:アクションゲームの土台となる描画・アニメーション・接触判定
    • GameKit×GameCenter:オンラインマッチングとリアルタイム通信、新機能の導入
    • MultipeerConnectivity:オフラインでも動く対戦通信の構築
    • CloudKit:スコアランキングの保存・共有、セーブ機能
    • GameController:ゲームパッド対応
  • インディーゲーム展示イベントへの出展について
    • 出展時の反応や工夫したこと
    • Swift製のアプリの割合

Swiftで業務アプリを作っているあなたも、すでにゲーム開発に必要な材料を持っていたのです──
Apple純正フレームワークだけでもここまで「戦える」ということを、実例を交えてお伝えします。
ゲーム開発は特別なスキルが必要──そんな思い込みを、そっと壊す5分間です。