Claude Codeで"Vibe"よりもちゃんとやるiOSアプリ開発 by hiragram

iOSDC Japan 2025
レギュラートーク(40分)

Claude Codeで"Vibe"よりもちゃんとやるiOSアプリ開発

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LLMエージェントによるコーディングが民主化されたことで、プログラミングに新しい時代が到来しました。"Vibe Coding" という言葉が生まれ、多くの人が数行のプロンプトだけで実際に動作するアプリやWebサイトができあがってしまうのを体験しています。

その中で、こう思われた方もいるでしょう。「で、これを仕事で真面目に使うにはどうしたらいいんだ?」と。

詳細はお任せでゼロから適当に作らせればいい個人の遊びとは違い、業務としてのプロダクト開発には例えば以下のような制約やルールがあります。

  • 機能要件が予め詳細に決まっている
  • デザイン資料の通りにUIを実装する必要がある
  • コーディングルールがある
  • gitのブランチ運用など開発フローに関する決まりごとがある

本セッションでは、Anthropic社が提供するClaude Codeを実際にiOSアプリの開発業務で活用し、その中で得られた実践的なノウハウをお話します。

  • Webアプリを作るのとは違う、iOSアプリ開発ならではの難しさに立ち向かう
  • コンテキストが長くなることによる性能低下を防ぐために適度に記憶をリフレッシュする
  • 要件定義と実装の工程を分けることで並列に進められるようにする
  • AIエージェントをチームの一員として迎え入れるための準備
  • プロンプトで指示しても無視することがあるのを、ToDoリスト機能で確実に実行させるようにする

このセッションで、業務にClaude Codeを組み込む際のコツを知っていただき、LLM時代のiOSアプリ開発者としての姿勢について考えるきっかけとなれば幸いです。