新卒1年目で任されたApple Watch対応:設計・実装と活用事例 by 岸本 浩一智

iOSDC Japan 2025
レギュラートーク(40分)

新卒1年目で任されたApple Watch対応:設計・実装と活用事例

koichi_mobile 岸本 浩一智 koichi_mobile

学習管理アプリStudyplusでは、「スマホを隔離して集中して勉強したいけど、勉強の記録もしたい」というユーザーの声が多数寄せられていました。これらの声に対してStudyplusでは、FlutterアプリとApple Watchを連携して、Apple Watchでも記録がつけられるようにすることでユーザーの要望に応えることができました。
この対応にはFlutter、iOS、Apple Watchの3つの環境をまたいだ実装が必要となり、それぞれの連携方法を理解することが重要になります。
本セッションでは、Studyplusでの実際の対応事例をもとに、設計から実装、そして得られた価値まで包括的に解説します。

具体的な内容

  • ユーザーの要望の分析や提供したい価値の決定
  • どの機能をApple Watchに切り出すかの仕様決定
  • Flutter・iOS・watchOS間の実装設計と技術選択
    • WCSessionを使ったiOS・watchOS間のデータ通信・監視
    • Method Channel、Pigeonパッケージを使ったクロスプラットフォーム連携
    • Apple Watchの制約を考慮したUI/UX設計
  • 対応によってユーザーに提供できた価値

Apple Watch対応を通じて実際のサービス開発で得られた知見を余すことなく共有し、すぐに活用できる実践的な内容をお届けします。

対象者

  • Apple Watch対応を検討中のアプリ開発者
  • iOS・watchOSアプリ開発者
  • クロスプラットフォーム開発でのネイティブ実装を学びたい開発者