Apple Vision Pro 向けのコンテンツ開発は、大きく分けて2つのアプローチがあります。1つは Apple 標準の Xcode を使って Swift で開発する方法、もう1つはゲームエンジンを使用する方法です。特にゲームエンジンには Unity、Unreal Engine、Godot Engine などの選択肢があります。
iOSDC Japan の参加者の多くは Xcode で Swift を用いた開発に精通していると思われますが、Apple Vision Pro の登場以前から、XR 領域でのコンテンツ開発にはゲームエンジン、特に Unity が多く用いられてきました。Apple はこの Unity と連携し、「PolySpatial」という Unity 用のソリューションを提供しています。これは、Apple Vision Pro 向けのコンテンツ開発を支援するものです。
このトークでは、Unity の PolySpatial を用いて Apple Vision Pro アプリを実際に開発している数名の開発者と一緒に、Unity を使用した Apple Vision Pro 向けアプリ開発の現実と課題について、Xcode で Swift を用いる方法と比較しながら、一問一答形式でお届けします。具体的には、PolySpatial の基本的な概要から、その利点と欠点について詳しく掘り下げます。