AIの道具をつくる – iOSエンジニアのためのMCP実践入門 by 堤 修一

iOSDC Japan 2025
レギュラートーク(20分)

AIの道具をつくる – iOSエンジニアのためのMCP実践入門

shu223 堤 修一 shu223
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Claude CodeやCursor、そしてXcode 26 ― iOS開発におけるAIアシストの選択肢は多くありますが、それぞれ一長一短あり、決定版はまだありません。とりわけ基盤をAppleが握るこの領域では、ほかの分野に比べて発展途上な部分がまだ目立ちます。

そこで鍵となるのが、AIと外部ツールを連携させるオープンプロトコル MCP です。本セッションでは、既存のAIコーディングアシストツールでは足りない部分を自作できるよう、MCPの基礎から実践までを解説します。

まずはFigma MCP、Xcode MCPといったiOSエンジニアになじみのある既存のMCPサーバーの使い方や機能から解説し、MCPの基礎を理解します。続いて最小構成のSwift製MCPサーバー実装を通してプロトコルの要点を学びましょう。あとはCLIやGUI、クラウドAPI等、iOS開発で役立つさまざまなツールをMCP経由でAIに道具として使わせる実践へと移ります。

足りないものは自作するのが我々エンジニア。AI向けの道具の作り方を覚え、AIをさらに便利に活用していきましょう。