Foundation Models Framework: ノリで料理する Vibe Cooking のレシピをオンデバイスで構築してみる by Kanta Oikawa

iOSDC Japan 2025
レギュラートーク(20分)

Foundation Models Framework: ノリで料理する Vibe Cooking のレシピをオンデバイスで構築してみる

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Vibe Cooking は、"ノリで料理する" がコンセプトのアプリです。ユーザーが複数のレシピを選ぶと、AI がそれらを組み合わせて一つの新しいレシピを提案し、料理初心者でも効率的に複数の料理を作れるようにサポートします。

これまで Vibe Cooking のレシピ構築機能は、サードパーティ製の LLM を利用して実現していました。今回は、WWDC25 で発表された Foundation Models Framework を活用し、この機能をオンデバイスで実現することに挑戦します。

このトークでは、その挑戦の過程をみなさまと共有し、Foundation Models Framework を用いてどこまで実用的な機能が実現できるのか、具体的な事例を通してその可能性と限界を探ります。Foundation Models Framework の実際の活用イメージを深め、皆様の iOS アプリ開発における選択肢を広げる一助となれば幸いです。

このトークでお話しすること

  • Vibe Cooking の概要と従来のレシピ構築方法: コンセプトと、これまでの実装について説明します。
  • Foundation Models Framework の基礎: 基本的な概念や、オンデバイスでのモデル実行のメリットについて解説します。
  • Foundation Models Framework を用いたレシピ構築の実装: どのようにフレームワークを組み込み、レシピ構築を実現したのか、具体的なコード例や工夫を交えて紹介します。
  • サードパーティ製 LLM との比較: 気づいた違い、パフォーマンス、制約、そしてそれぞれの利点と欠点について深掘りします。