高専生5人と挑む4ヶ月間のiOSアプリ開発サバイバル!ペーパーレスの先にある「安全」を実装する、僕らの開発譚 by 瀬尾 敦生

iOSDC Japan 2025
レギュラートーク(20分)

高専生5人と挑む4ヶ月間のiOSアプリ開発サバイバル!ペーパーレスの先にある「安全」を実装する、僕らの開発譚

atsuki_seo 瀬尾 敦生 atsuki_seo
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本業iOSエンジニア、副業で弓削商船高専の教員の私が、iOS開発経験ゼロの高専生5名と共に全国高等専門学校プログラミングコンテストのテーマ「ICTを活用した環境問題の解決」に挑みます。
開発期間は6月から10月までのわずか4ヶ月。
この無謀にも見える挑戦のリアルタイムな奮闘記をお話しします。

本トークでは、以下の3つの視点から、私たちの挑戦の過程を共有します。

  1. 社会課題からiOSアプリ構想へ
    紙の大量消費と個人情報漏洩という2つの社会課題を同時に解決するため、どのようなアイデアを経てiOSアプリの構想に至ったのか。
    そして、4ヶ月で開発を完遂するため、いかに機能を最低限の最低限まで絞り込んだのか、その要件定義のプロセスをお見せします。

  2. ほぼオフライン環境のデモンストレーションを乗り越える技術設計
    コンテスト本番は運営側が用意しているインターネット環境は不安定、作品のデモンストレーションに使えるスペースも机一個分という縛りあり。
    そんな環境でも安定したデモンストレーションを実現するため、基本的な機能はローカル(サーバ含め)で完結するアプリ設計に舵を切りました。
    通常のアプリ開発とは一味違う、制約の多い環境下での技術選定やアーキテクチャ設計の勘所を解説します。

  3. iOS初心者チームの育成とリアル
    iOS開発を知らない学生たちを、いかにして4ヶ月でiOSアプリを開発できるチームへと導くのか。
    技術コーチとして、PMとして若手育成の壁とそれを乗り越えるための工夫を、リアルな経験談としてお伝えします。

セッション当日は、10月のコンテストに向けて学生は最も修羅場の時期。
開発の最前線で"今"起きているたくさんの「つらみ」や学びを、熱量高くお届けする予定です。

※ なお6月末時点、プロダクトコードは1行も用意できてません。