新卒二年目が語る、"なんとなく"を卒業するためのSwift Concurrency基礎 by こん

iOSDC Japan 2025
レギュラートーク(20分)

新卒二年目が語る、"なんとなく"を卒業するためのSwift Concurrency基礎

nandy_pj こん nandy_pj
2

「とりあえずTaskで囲んでみたけど、これで本当に良いんだろう?」
「@MainActorを付けたらエラーは消えた。でも、なぜ?」
Swift Concurrencyを学び始めた頃、私はそんな"なんとなく"の不安でいっぱいでした。その一行に、確かな「なぜ」を答えられますか? このトークは、過去の私と同じように非同期処理の前に立つあなたのためのセッションです。新卒2年目の私だからこそ、ベテランが通り過ぎてしまう初学者の「なぜ?」に光を当て、"なんとなく"を"確かな意図"に変える旅にご案内します。

このセッションでは、よくある"なんとなく"なコードが、なぜ問題なのか、そしてどうすれば「意図を持った」コードになるのかを、具体的なシナリオと共に解き明かします。

  • async/awaitの価値: "コールバック地獄"から、上から下へ読める素直なコードへの変革
  • Taskの責任: "野良タスク"の危険性と、TaskGroupによる責任ある並行処理
  • Actorという金庫: Data Raceから共有データを安全に守る具体的な方法
  • Sendableという通行証: 意味不明なエラーから読み解く、コンパイラの意図
  • @MainActorという誓約: "お守り"ではない、UI更新の掟を守るための神聖なルール

このトークが終わる頃、あなたは「"なんとなく"」書いていたコードに、確かな「意図」を込められるようになっています。明日からのプロジェクトで即実践できる非同期処理の書き方を身につけましょう。