iOSDC Japan 2025
レギュラートーク(20分)

macOSで日本語入力できるInput Methodを作ろう!

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macOS では InputMethodKit を活用することで、自作の日本語入力システムを開発できます。本トークでは、日本語入力機能を備えた Input Method の構築を目標に、
・InputMethodKit の基礎と使い方
・開発をスムーズに進めるコツ
・日本語入力機能を実装する際に役立つライブラリの紹介
を順に解説します。これをお聞きいただければ、誰でもデスクトップ向け日本語入力システムを DIY できるはずです。

私は iOS 向けに開発した日本語入力キーボードアプリ 「azooKey」 を macOS へ移植し、過去 1 年にわたり開発・運用を続けてきました。
GPUを用いた強力な変換機能を作ったり、端末外のAPIにアクセスすることによってLLMなどを活用することも、機能的制限の緩いmacOS環境なら容易に実現可能です。
本トークではこうした自作Input Methodの魅力を紹介します。

一方、macOS特有の制約も様々に存在します。変換候補ウィンドウの表示、容易にいかないデバッグなど、さまざまな難しさがあります。こうした地雷を避けつつ使い勝手の良いInput Methodを開発するための知見も紹介します。

※2023年のiOSDCではiOS向けのキーボードアプリの開発についても話しました。こちらもぜひご覧ください。
https://fortee.jp/iosdc-japan-2023/proposal/87be3428-5381-4aa3-8127-cfd714663429