【スマホの熱中症対策】 ThermalState API 実践活用ガイド by tsuboyan

iOSDC Japan 2025
レギュラートーク(20分)

【スマホの熱中症対策】 ThermalState API 実践活用ガイド

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「暑い日にスマートフォンを使っていて、アプリの動作が遅くなった…」そんな経験、ありませんか?
特に屋外で利用されるアプリにとって、端末の温度はユーザー体験を大きく左右する重要な要素です。スマートフォンが熱を持つと、アプリのパフォーマンスが著しく低下したり、一部の機能が制限されたりすることがあります。このような影響を把握しておくことは、快適なサービス提供のために非常に重要です。

本トークでは、Foundationフレームワークに含まれる ProcessInfo.ThermalState API に注目します。このAPIを使うことで、デバイスの熱状態を4段階で把握することが可能です。
今回は実際に屋外で使われるモビリティアプリにおいて、ThermalState が季節や時間帯、アプリの状態などによってどのように変化するのかなど、実測データとともに詳しくご紹介します。
さらに、熱状態に応じてアプリが取ることができる対策についても解説します。

スマートフォンを「熱中症」から守り、夏でもクールで快適なユーザー体験をお届けしましょう!