Metal は Apple が提供する高性能・低レベルなグラフィックス API です。
開発者が GPU を直接制御し、複雑な描画処理を柔軟に実装できるのが大きな特徴ですが、「シェーダー言語や GPU の仕組みを知らないと使えないのでは?」と感じる方も多いかもしれません。実際、Metal は専門的で難しそうという印象を持たれがちです。
近年では SwiftUI でも簡単にシェーダー効果を利用できるようになってきており、Metal は以前より身近な存在になりつつあります。とはいえ、GPU が実際にどう動作し、どんな流れで画面が描かれているのかを理解せずに、なんとなく「雰囲気」で使ってしまっているケースも少なくありません。
このセッションでは、Metal に苦手意識を持っている開発者の方々に向けて、Metal がもはや「一部の専門家だけのツール」ではなく、iOS や macOS アプリでも実践的に使える現実的なレンダリング手段であることをお伝えします。
Metal の基本的なレンダリングパイプラインの流れを丁寧に解説し、最新の Metal 4 を活用した効率的な設計方法についても学んでいきます
セッション構成