AndroidアプリエンジニアがiOSアプリ開発を始めて気がついたSwiftの6のいいところと3の気になるところ by chigichan24

iOSDC Japan 2025
ルーキーズLT(5分)

AndroidアプリエンジニアがiOSアプリ開発を始めて気がついたSwiftの6のいいところと3の気になるところ

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Kotlinカキカキソフトウェアエンジニアとして日々過ごしていてた私、iOSアプリ開発を始めるためにSwiftを業務のプロダクトで書き始めました。
KotlinとSwiftどちらもモバイルアプリ開発に使われる機会が多い、似ているシンタックス、簡潔な構文、非同期処理のネイティブサポート、表面的には非常に似た特徴を持つ2つの言語です。
一方で、書けば書くほどその裏側にある哲学が異なるのを感じます。

その違いを踏まえつつ、5分という尺をフルに使って、感じているあらためてSwiftのいいところを6個と、そして、気になるところを共有します。どちらが優れた言語だということを話すのではなく、改めてKotlinを長く書いてきたエンジニアの目線から見たときの「差分」を流れるように紹介し、議論に発展させる足がかりのLTにします

いいところ

  • 値型を中心にした言語設計
  • プロトコル指向(POP)による柔軟でテストしやすい設計
  • 柔軟なenumによる表現力の高いデータモデリング
  • Actorを中心とした安全な並行処理とそれを実現するコンパイラ
  • SwiftUIのPreviewProviderによるPreviewの柔軟性の高さ
  • macOSとの統一されたエコシステムによるXCodeの使用体験

気になるところ

  • UIKitとSwiftUIを並行して使う・マイグレーションしていくうえでの障壁
  • OSバージョンと機能が密結合するジレンマ
  • SPM以外の依存関係管理ツールとの向き合いかたの難しさ・SPMへの移行の難しさ