「アクセシビリティ機能を使用してこのコンピュータを制御することを求めています。」
macOSでアプリを初めて開いた際、このような許可ダイアログが表示されたことはないでしょうか。
ダイアログの内容からはどのような許可を求めているのか理解しずらいですよね。
実はこれ、かなり強力なコンピュータ制御の権限を得ようとしていることをご存知でしょうか。
この権限を使えばキーロガーや画面監視アプリなんて簡単に作れてしまいます。
そんなことを知らずに何気なく許可していた方は、本トークでmacOSのセキュリティリスクを再確認することができます。
アクセシビリティの許可をすることでどのような処理ができるのかをコードベースで理解し、そこからどのような危険性があるかを説明していきます。
ただし、危険とは言いつつも開発者としては非常に面白い機能も使えるようになるため、技術面でも興味深い内容となっています。
AIによって自動化が急速に進化する今だからこそ、コンピュータの制御を可能にするアクセシビリティの許可は正しく理解しておく価値があります。
きっとみなさんのMacにもアクセシビリティ許可をしているアプリがあるはずです。
ぜひご覧ください!