XcodeCloudを快適に利用できていますでしょうか?
AppleはWWDC21にてCICDツールである "XcodeCloud" を発表しました。2021年登場から4年が経過し、他のCIツールに比べてコスト面の圧倒的優位性や導入の容易さ、署名周りの運用コストの低さなどから利用されることが多くなっています。
しかし、XcodeCloudは「マシンスペックの選択」ができないため、利用対象のアプリが巨大だとしても、より高価なマシンを選択することができず、1回の実行時間が普段の開発で利用するには耐えられないほど(40分〜)長くなってしまう問題があります。
本セッションでは、XcodeCloudを利用されている方や別のCIツールを利用している方を対象に、最小限の対応で現実的な実行時間(〜20分)に抑えるための改善についてお話します。具体的には最新のビルド改善方法やワークフローの最適化設定、差分テスト実行、パッケージ取得の効率化などの改善についてご紹介します。
以下の内容について紹介します。
・XcodeCloudの概要(実行環境、ワークフロー構築)
・XcodeCloudの改善 - 設定変更
・XcodeCloudの改善 - ワークフロー実行改善
・XcodeCloudの改善 - ビルド改善
・XcodeCloudの改善 - 差分テスト実行のための仕組み構築