我々が作る iOS アプリと OS や他アプリの連携を実現するために App extensions という仕組みが Apple から提供されています
ですが多くのサービスでは iOS アプリと同時に Android アプリを提供しているケースが多く、アプリ内の UI 一つとっても「これはAndroid はどうやったら提供できるだろう?」という疑問を持つことも多いでしょう
App extensions を使った機能を提供する際も Android で似た機能はないのか、サービスとして OS が違ったとしても統一性のある UX を提供出来るかどうかを考えることになるでしょう
勿論似た機能が提供されていることも多く、例えば Siri との連携を提供する Intents に対し Android には Google アシスタント連携を提供する App Actions が存在します
そこで今回は iOS で提供できる AppExtension を振り返りつつ、 併せて Android においてそれと近しい機能がないか、どのような違いがあるのかについて話そうと思います
中でも特に Intents など AI アシスタント絡みで直近の注目度が高そうなもの、 Widget など iOS では比較的新し目だが Android では昔からあったものに着目して行こうと思います
Widget の更新思想一つとっても、明確に時間間隔が指定可能な Android と、バジェットで管理されるため厳密には指定不可能な iOS という違いがあり、出来る出来ないの差分がありえます
この「差分」を理解することこそが、両プラットフォームで一貫したUXを提供するための鍵となります
このトークを通じて、単なる機能比較に留まらないサービス全体の価値を最大化するための OS 横断的な設計についてお話できればと思います