アプリの“速い”を数字で守る―MetricKitとSwift Tracingで体感パフォーマンスを監視する方法 by indi

iOSDC Japan 2025
レギュラートーク(20分)

アプリの“速い”を数字で守る―MetricKitとSwift Tracingで体感パフォーマンスを監視する方法

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アプリが重いと感じた瞬間にユーザーは離れてしまいますが、ユーザーが感じる「速さ」は、起動時間やフレームレートなど複数指標の複合体になっています。
そのため、本セッションでは「起動は95%のユーザーで1.5秒以内」「画面遷移の97%を120fps以上」といった、体感パフォーマンス目標(SLO)を設定し、

  1. Swift Tracingで操作ごとの処理時間をラベル付け
  2. MetricKitで実機のフレームレートやCPU消費を自動収集
  3. CIテストと本番監視に組み込んで、遅くなった瞬間にリリース前でも後でもアラートが飛ぶ仕組み

を順を追って紹介します。
これにより、翌日から「速さを数字で語れるチーム」に変わるきっかけを提供します。