従来、iOSアプリに翻訳機能を組み込む際は、Google翻訳やAmazon Translateなどの外部APIに頼るしかありませんでした。これにより、従量課金・通信依存・オフライン非対応といった課題がつきまとっていました。
そんな中、iOS 17.4以降で登場した「Translationフレームワーク」は、Apple純正のオンデバイス翻訳モデルを活用することで、ネットワーク接続なし・高速・回数制限なしという理想的な翻訳体験を実現できます。
本トークでは、私がこのTranslationフレームワークをAVSpeechSynthesizerと組み合わせて開発した「喋った内容をオフラインでもリアルタイム翻訳するアプリ」を題材に、以下の実践的な実装ノウハウをお話しします。
また、実際に開発したアプリのデモを通じて、喋った内容がリアルタイムに翻訳・発話される様子をご覧いただきます。
このトークを通して、「どんな環境であろうとも瞬時に翻訳される体験」の実装方法を学ぶことで、みなさんのアプリにオンデバイス翻訳を導入する選択肢を広げていただければ幸いです。