vImage.PixelBufferで実現する型安全かつ効率的な画像処理 by ストー

iOSDC Japan 2025
レギュラートーク(20分)

vImage.PixelBufferで実現する型安全かつ効率的な画像処理

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​Swiftは安全性と効率性を両立する言語ですが、従来の画像処理APIであるvImage_BufferはObjective-C時代から存在しており、ポインタ操作やメモリ管理の難しさ、型の安全性に課題がありました。これらの問題を解消するために登場したのがvImage.PixelBufferです。

​本セッションでは、vImage_BufferからvImage.PixelBufferへ移行した実体験をもとに、以下の観点から、Swift時代のモダンな画像処理の設計と実践を解説します:

・ vImage.PixelBufferとvImage_Bufferの使用感とAPI設計の違い
・ 型安全性・自動メモリ管理による利点と、移行時に直面したギャップ
・ 安全性とパフォーマンスのバランス:PixelBufferを活用した効率的な画像処理パイプラインの構築
​・ vImage.PixelBuffer導入・リファクタリングの実践Tipsと注意点

​対象は、Swiftで画像処理を行っているiOSアプリ開発者や、vImage.PixelBufferの導入を検討しているエンジニアです。Cの壁を越えて、Swiftらしい表現で画像処理をより安全に、より簡潔に扱うための道筋を共有します。