手話とは、表情や手の形・動きによって多様な単語や感情を伝える言語です。
私はもともと大学時代に障がい教育の研究をしており、その中で手話にも関心を持ち、「手話を知らない人が、手話に親しみを持つにはどうすればいいか?」と考えていました。
近年テクノロジーの進歩により、Apple プラットフォームでも多様な機能を備えたOSやデバイスが登場しています。今回はその中でもRealityKit によるハンドトラッキングとVisionProを活用して、自分自身の手で表現した手話の単語を検出・翻訳するツールの実装にチャレンジしました。
この発表では、以下のポイントについてデモを交えてお話しします。
現時点のハンドトラッキングでは、手話特有の表現を正確に認識することが難しいケースもありますが、発表ではそのような制約についてもお話しします。
ハンドトラッキング技術に関心のある方はもちろん、手話という言語の多様性や表現力に少しでも興味を持っていただけるような発表を行います。