出前館アプリにおけるリリーストレイン運用の実践 by Marina Hashimoto

iOSDC Japan 2025
レギュラートーク(20分)

出前館アプリにおけるリリーストレイン運用の実践

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本セッションでは、Flutterで開発されている出前館アプリにおいて、継続的かつ安定的なリリースを実現するために導入した「リリーストレイン」の運用設計と、運用初期に直面した課題・工夫について実践的な知見をお届けします。
さらに、App Store / Google Play への申請時に発生したイレギュラーケース(審査の長期停止、日本国外からのアクセス制限によるリジェクト、プライバシーポリシー指摘など)にどのように対応したのか、その事例を共有します。

開発現場でリリース業務に携わるなか、多くの関係者が関わるアプリのリリースや、ストア審査の不確実性に対して、再現性のあるプロセスを設計・維持することの難しさを日々感じています。
現場での実践を通じて得た知見を共有することで、同じ課題を持つアプリ開発チームに役立てていただけたら幸いです。

  1. 出前館アプリの開発体制とリリースの課題

    • Flutter製の大規模アプリとしての特徴
    • リリースの不安定さ・調整コスト
  2. リリーストレイン導入の経緯と設計

    • なぜリリーストレインを選んだのか
    • 月2回のリリーススケジュールと周辺業務の整備
  3. リリーストレイン運用の工夫と課題

    • 開発チーム・QA間の連携改善
    • 運用安定化までに乗り越えた壁とその対応
  4. ストア申請時のイレギュラーケースとその対応

    • App Storeの審査が長時間止まった事例
    • 国内限定サービスが審査に与えた影響
    • Google Playでのライブラリ由来のプライバシーポリシー指摘対応

想定する対象者

  • モバイルアプリのリリースを担当しているFlutter/iOS/Androidエンジニア
  • 複数の関係者と連携しながら、継続的なアプリ運用を行っているPM・EM・技術リーダー