Swift Reactを使ってWebフロントエンド開発を始めよう by omochimetaru

iOSDC Japan 2024
レギュラートーク(40分)

Swift Reactを使ってWebフロントエンド開発を始めよう

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近年、SwiftのコードをWebブラウザで動作させることが簡単になってきました。ブラウザが提供するAPIも、Swiftから利用することができます。

しかし残念ながら、ダイナミックなGUIを含む実践的なWebフロントエンド開発にSwiftを採用することはまだ難しいでしょう。それは、HTMLを宣言的に記述するためのライブラリが不足しているからです。JavaScriptにおいても、生のDOM APIでGUIを実装するのは難しいとされており、様々なライブラリが利用されています。

そこで私は、Swift Reactという宣言的HTMLレンダラーを開発しました。これは、広く使われているJavaScriptのライブラリであるReactのコンセプトに基づきつつ、それをSwiftらしいAPIとして再設計し、一から実装したものです。

このトークではまず、Swift Reactを使うことで簡潔で読みやすいコードでWebフロントエンドが書ける事を紹介します。そして、宣言的なインターフェースを支える、仮想DOMによる状態管理と差分検知の実装について解説します。また、簡単な手順で新規にアプリケーションを構築できる事を伝えます。

この発表を聞けば、SwiftによるWebフロントエンド開発をすぐにでも始めたくなるでしょう。