健康第一!MetricKitで始めるアプリの健康診断 by nekowen

iOSDC Japan 2024
採択
2024/08/22 18:10〜
Track B
レギュラートーク(20分)

健康第一!MetricKitで始めるアプリの健康診断

n3k0w3n nekowen n3k0w3n

みなさんはアプリのパフォーマンス計測、やっていますか?

スクロールがカクついたり、タップしたときの応答性が悪い、意図せずCPU・メモリ・ネットワークリソースを大量に消費してバッテリー消耗を早めてしまっているなど、これらの直接目に見えにくいアプリの不具合は利用者に不満をもたらし、アンインストールにつながる恐れがあります。
アプリがアンインストールされないためにも、日々快適に動作しているかどうかを知っておくことは非常に重要です。

MetricKitはユーザー環境でアプリの電力やパフォーマンス・診断データを収集し、パフォーマンス改善に役立てるためにAppleが提供するフレームワークです。
MetricKitを活用することで継続的にメトリクスが得られ、アプリの健康状態に問題がないかどうかを開発者が知ることができます。
本セッションでは、MetricKitの基本的な使い方から実際の活用事例、活用して得られた知見をお話しします。
具体的には以下の内容を扱います。

  • MetricKitの概要
  • MetricKitから読み取れる情報・読み取れない情報
  • メトリクスを得られるタイミングと注意点
  • 事例: Crashlyticsではハンドリングできない、予期せぬアプリの終了を計測する