iOSDC Japan 2024
採択
2024/08/23 15:40〜
Track D
レギュラートーク(20分)

SwiftのSIMDとその利用方法

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CPUにはSIMDと呼ばれる、一つのCPU命令で複数の値を演算できる高速演算機能が存在し
画像・動画・音声処理などパフォーマンスが求められるシーンで広く活用することができます。
実はSwiftにもSIMDがStandard Libraryに存在しており、VisionOS開発にも用いるRealityKitでも必要になることがあります。

このトークでは、SwiftのSIMDの利用方法を解説し、
パフォーマンスが求められるシーンでSIMDを利用できるようになったり
RealityKitなどでSIMD出てきた際に恐れず正しく使えるようになることを目指します。

具体的には以下のトピックを取り扱います。
・SIMDの基本的な型と役割
・SIMDの演算子と用途
SIMD自体の概要も説明しますのでSIMDを知らない人でも理解できる内容にしています。

また、SwiftのSIMDの設計アプローチも同時に解説することでSIMDへの理解を深めます。
Swiftは演算子オーバーロードやジェネリクスなどを活用し、C++などのSIMDに比べ簡潔にSIMDを利用することができます。