Apple Vision Pro を装着すると顔が一部見えなくなってしまうため、そのままでは未装着の人とのコミュニケーションやオンラインミーティングに支障が出てしまいます。
この問題を解決する機能の1つとして Persona が visionOS には搭載されています。
Persona は自身の顔をスキャンすることによって作成された 3D データを利用したアバターで、 Apple Vision Pro に搭載された複数のセンサーによって得られた顔の動きがリアルタイムで反映されます。
この Persona は現時点でβ版として提供されており、開発者向けの API がほとんど公開されていません。
唯一、 AVFoundation の AVCaptureDevice を経由することで2Dの映像として Persona にアクセスすることが可能です。
しかし、基本的にカメラにアクセスできないという制約の関係で、映像を View に表示するだけでも少し工夫が必要で、具体的にはパラパラ漫画の原理を活用することになります。
このトークでは、 Persona にアクセスする方法を解説するとともに、映像の表示・録画・活用法をご紹介します。
visionOS 向けのアプリを開発している方はもちろん、これから挑戦してみたい!と思っている方にとっても創造的なアイデアを生み出すきっかけになることでしょう。