カメラアプリを開発する際、広角カメラ(builtInUltraWideCamera)でQRコードやレシートなどの小さな被写体にピントを合わない問題があります。
従来のiPhoneでは最短撮影距離が10cmでしたが、最新のiPhone 15では15cm、iPhone 15 Proでは20cmと、カメラの進化に伴い最短撮影距離が増加しています。このため被写体に近づきすぎるとピントが合わずボケてしまいます。
Appleの標準カメラアプリは被写体との距離に応じて自動的に最適なカメラを切り替える機能を持っていますが、自作のカメラアプリではこの機能が自動で提供されません。そこで開発者が対策を講じる必要があります。
このセッションでは、小さな被写体を撮影する際の対応方法を紹介します。
具体的には最短撮影距離から被写体に最適なカメラ設定を行う方法を詳しく解説します。これによりカメラアプリ開発者がユーザーに高品質な撮影体験を提供できるよう支援します。