コンピューター上で3次元のオブジェクトを回転させるとき、3次元回転操作の表現としてクォータニオン(四元数)がよく使われます。数学ではベクトルや行列がよく使われますが、クォータニオンは行列よりもメモリ効率が良く、計算が高速です。
このポスターセッションでは、クォータニオンの有用性をiOSのAccelerateフレームワークに含まれるsimdモジュールを使って解説し、SceneKitで実際に描画する実例を示します。
• クォータニオンの基礎:19世紀に数学者ハミルトンが考案したクォータニオンの基礎を解説。
• simdモジュール:コード上でのクォータニオンの扱い方。
• 回転の補間:クォータニオンを活用した軌跡の補間、滑らかな回転アニメーションの実現。
• 3次元オブジェクトの回転:SceneKitで回転を描画する実例。
3次元グラフィックスの基礎を知りたいiOSアプリ開発者向けの内容です。