PlaydateはmacOS向けエディターなどでも知られるPanic社が、イケてる電子楽器メーカーteenage engineeringと組んで開発した小さな黄色い携帯ゲーム機です。パッと見ゲームボーイのようにも見えますが、その最大の特徴は手回しクランクがついていること!
Playdateゲームの開発はLuaやCで行えますが、2024年からSwiftもサポートされました。Playdateの開発環境がおもしろいのは、音響関係のAPIが充実していることです。サイン波を鳴らしてディレイをかけ、フィルターをLFOで揺らして…といったシンセいじりの遊びを簡単にコードで書けるようになっています。件のクランクも、シンセサイザーのパラメーターや音程を調整する「つまみ」として使ったら楽しそうです。
このトークでは、SwiftによるPlaydateゲーム開発の基本と音響APIを使ったシンセサイザーおもちゃの開発事例を紹介します。さらに、そのシンセおもちゃの実演デモも行います。トークタイトルは略語がSwift Package Managerと同じSPMとなるように決めました。うまく音楽を奏でることができれば、題に偽りなしですね。乞うご期待。