本トークでは、ADPのユーザに割り当てる「役割」と権限に焦点を当てます。
ADPには、Admin / App Manager / Developer など7種類の「役割」がありますが、適切な割り当て方については余り論じられてきませんでした。
Appleは「役割」に紐づく権限仕様を公開していますが、どう割り当てるべきかのガイドラインはありません。そのためか、「できることが一番多い Admin で招待して貰っている」「依頼されるまま App Manager で招待している」といったように、何となく割り当てる運用が多い印象です。
しかし、過大な権限はリスクを増大させます。例えば、カスタムApp開発で社外メンバーに App Manager を割り当てると情報漏洩のリスクが高まります。また、委託先に Admin や Finance を割り当てると全アプリの情報を見せてしまうことになります。ADPに招待されるデベロッパー視点でも、必要以上に強力な権限は持ちたくないでしょう。
このトークでは、そうしたリスクを避けつつ、開発プロジェクトの円滑な進行を妨げないADPの権限設計について解説します。企業規模や開発体制に合わせたお勧めの「役割」割り当てモデルもご紹介します。