UI実装において、同じViewを複数箇所で実装してしまうと、デザイン変更に対する更新漏れや、実装箇所ごとにUIの差異を生んでしまうことがあります。こうした一貫性の欠如は、ユーザーにストレスを与える要因となります。これらの課題に対するアプローチの一つにデザインシステムがあります。デザインシステムとは、コンポーネントやスタイルガイドなどのプロダクト開発に必要なリソースセットです。デザインと実装がシステムとして相互連携することで、一貫性のあるUIを効率的に実装できます。
しかし、デザインシステムの構築は容易ではありません。さまざまなリソースが必要で、構築には時間がかかります。また、デザインと実装が相互連携できるようにコンポーネントを作成する必要があります。さらに、プロダクトの進化に合わせて継続的に改善できるようにする必要があります。
本トークでは、以下のトピックを中心に、私が携わるプロダクトのデザインシステム構築におけるiOSエンジニアの具体的な取り組みをお話しします。
このトークが、デザインシステムの構築、そして一貫性のあるプロダクトを効率的に開発するための参考になれば幸いです。