Swift Concurrency が初めて発表されてから約3年が経過しました。特に非同期処理の実装においては Swift Concurrency を選択することが一般的になってきました。
Swift Concurrency 登場以前から開発されているアプリの場合、非同期処理や UI 更新のためのデータバインディング目的で RxSwift を使うケースが多く、歴史の長いコードベースほど RxSwift への依存が大きくなっています。このため、機能開発と並行して徐々に Swift Concurrency へ置き換えていく、といったケースも多いのではないでしょうか。
本トークでは、既存の RxSwift で実装された箇所との共存を図りながら Swift Concurrency へ置き換えていく過程で気をつけるべき点や苦労した点について私の経験を交えてご紹介します。来るべき Swift 6 に備えて今からできる対応についてもご紹介します。
本トークでご紹介する主な内容は次のとおりです。