App Clip対応アプリの開発におけるKotlin Multiplatformの実践と課題 by Shumpei Nagata

iOSDC Japan 2024
レギュラートーク(20分)

App Clip対応アプリの開発におけるKotlin Multiplatformの実践と課題

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Kotlin Multiplatform(KMP)はここ数年で導入事例も増え、ノウハウも多く公開されるようになりました。
2023年末に安定版となったこともあり、その導入のハードルもかなり下がってきているのではないでしょうか。

弊社でも、2023年にリリースした「P!TNE」というアプリでKMPを採用しています。
このアプリはApp Clipに対応しているため、アプリ本体・App Clip間のデータ連携や、アプリサイズの最適化が重要な課題でした。

しかし、KMPについては設計やSwiftとの互換性などについてよく論じられる一方、
これらの点についてはノウハウは少なく、開発時にかなり苦労しました。

そこで、私が実際にどのような苦しみを味わい、それをどう乗り越えたかをご紹介します。

このトークを通じて、皆様が私と同じような苦しみを味わうことなく、
KMPを活用してアプリ以外のターゲットの開発も効率化できることを期待しています。

話すこと

  • KMPを用いたターゲット間のデータ共有について
    • UserDefaults
    • アプリ内DB
  • KMPとアプリサイズ最適化について
    • SwiftとKotlinの言語仕様的な違い
    • KMPでFrameworkを生成する際のビルド設定
    • KMPコードを導入するiOSアプリ側の設定