RealityKitはiOSやvisionOS向けのARアプリケーションを開発するための強力なフレームワークです。
これを用いることで、任意のオブジェクトを現実世界に呼び出すことが簡単に実現可能です。
では移動や回転(Transform)はどうでしょうか?
並行移動や単純な回転をさせることは簡単です。しかし、少し複雑な挙動をさせようとすると途端に難しくなります。
私の場合、「オブジェクトの向きをカメラに追従させる」機能を実装する際に沼にハマり、これを解決するためにオイラー角や行列を使った計算が必要でした。
このようにRealityKitを扱う際にはオイラー角や行列、ワールド座標にローカル座標など、普段の開発ではあまり見慣れない概念を適切に扱う必要がありますが、これらの概念を理解し、コツを知ることで、実は簡単に扱えるようになります。
本LTでは、この「オブジェクトの向きをカメラに追従させる」という具体的なユースケースを例に、一見難しく見えるオイラー角や行列を使ったオブジェクトのTransformを、簡単に考え・実装する方法を5分間でお伝えします!