Jetpack Composeから学ぶ? 〜2つの宣言的UIフレームワークの活用を通じた知見の環流〜 by nakamuuu

iOSDC Japan 2024
レギュラートーク(20分)

Jetpack Composeから学ぶ? 〜2つの宣言的UIフレームワークの活用を通じた知見の環流〜

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SwiftUIとJetpack Composeは、共に2019年に発表された宣言的UIフレームワークです。これらはViewの構成方法や状態管理、副作用の表現など、多岐にわたる差異を持ちながらも "宣言的UI" という同じパラダイムを共有しています。

私たちが開発する『家計簿プリカ B/43』はAndroid版が当初からフルJetpack Composeアプリである一方、iOS版は2021年のリリース時点で全画面がUIKitベースであったという背景を持ちます。iOS版においてSwiftUIへの移行を進める中で、Android版での経験や知見が生かされる場面も多くありました。例えば、Jetpack ComposeにおけるNavigation componentの存在は、iOS 16におけるNavigationStackの登場以前から ”画面実装と遷移の分離の必要性” を示唆してくれました。

本セッションでは「2つの宣言的UIフレームワークの活用を通じた知見の環流」をテーマに、私たちがJetpack Composeから得られた学びをSwiftUIにおいてどう活かしたのか、以下の観点に絞って紹介していきます。

・State hoistingの考え方とプレビューの効率的な活用
・画面実装と遷移の分離の必要性
・複雑性の高いUI要素の実装における思考法