UIKitを利用した複雑な表現をSwiftUIで再現する際の考え方と事例紹介 by 酒井文也

iOSDC Japan 2024
採択
パンフ記事(4ページ)

UIKitを利用した複雑な表現をSwiftUIで再現する際の考え方と事例紹介

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スワイプ等をはじめとする指の動きに合わせた変化量や画面要素内のスクロール処理を連動する様な、機能性と触り心地に加えささやかな遊び心も兼ね備えたUI実装に関しては、UIKitがメインであった当時から、様々な創意工夫の余地があり使いやすく利用できるOSSも沢山生まれてきた経緯があったかと思います。

SwiftUIでのUI実装が徐々に普及し、SwiftUIに備わった機能やできる事も徐々に増えていった現在では、これまではUIKitを活用する事で実現していた様な複雑な実装であっても、徐々に実現可能になりつつあるので、今後は複雑なUI実装にも積極的に活用できる可能性を感じています。

本稿では、SwiftUIを活用した実装方針の中で、

  • ScrollViewの変化量を利用した複雑な表現事例
  • DragGesture時に取得できる変化量と連動した動きを応用した表現事例
  • GeometryReaderから取得できる値を有効活用して実現するUI実装事例
  • ScrollViewReaderで提供されている機能を利用したUI実装事例

の様なトピックにフォーカスをして、実現にあたり押さえておきたいポイントを解説します。