iOSアプリ開発における非同期処理の歴史と現在 by Kenta Enomoto

iOSDC Japan 2024
レギュラートーク(40分)

iOSアプリ開発における非同期処理の歴史と現在

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非同期処理は、プログラミングにおける難題の一つとしてよく挙げられます。これはiOSアプリ開発においても同様です。黎明期から非同期処理は存在し、また開発者の頭を悩ませ続けてきました。

本トークでは、iOS開発における非同期処理のこれまでの歴史と進化について紐解きます。非同期処理のパラダイムがどのように進化してきたかを知ることで、最新のSwift ConcurrencyによるAPIが過去の課題をどのように解決しているかを深く理解することができるでしょう。

まず、非同期処理の基本概念とその重要性を簡単に紹介します。次に、iOS開発における非同期処理の歴史を振り返り、Grand Central Dispatch、操作キュー、Promiseなどの主要な技術の導入と進化を時系列で説明します。その後、現在主流となっているSwift Concurrencyに焦点を当て、その特徴と利点を過去の技術と比較しながら解説します。

このトークを通じて初学者や中級者の方が様々な非同期処理のパラダイムに触れる機会を作り、新鮮な視点でSwift Concurrencyに向き合うきっかけを提供します。